入社3年目で気づいた自分の役割

シゴト感想文 2024.03.26
熊本 羽那丸
熊本 羽那丸
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この2ヶ月間で私は会社における自分の役割について再認識させられました。挑戦に対する意欲は高まっているのに、どうしても思うように成果が出せず、自分の力の無さを痛感する日々が続いていました。

本ブログではこの経験で気づいたこと、学んだことをシェアしたいと思います。

はじめに

私は2022年3月にこの会社に入社しました。
入社後は成長過程にあった「c-slide」のデザイン責任者として、 デザイナーの教育や管理、案件資料の作成などを行うこととなります。
はじめは、資料というものがビジネスにおいて重要であることはもちろん、 パワーポイントの操作さえわからない状態でのスタート。
入社後すぐにパワーポイントの操作はやってくうちに理解することができましたが、 何度やってもうまくいかないことがあります。

それは「ビジネスデザイン」です。

資料の見栄えは綺麗にできても、相手に分かりやすく”伝わるデザイン”を全然マスターできずにいました。
理由は「ビジネスについての知識不足」です。
サービスの属性上、さまざまな業種や職種のクライアント資料を作る中で、伝えたい内容をどのように表現すればベストなのかをずっと理解できずにいました。
さらに、抱える案件が増えれば増えるほど納期に迫られ、間に合わすことを優先しすぎて資料が雑になることも多くなって行きます。
自分の中では「できた!」と思い、いざ社内確認を取ると「全然違う!」「これじゃ伝わりにくい!」「もっと考えて!」と言われることが増えて行きました。
社内メンバーの皆には本当に迷惑しか掛けておらず、自分の力の無さを痛感する日々。
このままでいいのか。

転機

そんな中、2024年の1月に代表の佐藤と湯浅に呼び出されます。
内容をざっくり説明すると、「もうクライアントワークしなくていいから、会社のために自分が何をできるか考えて」です。
自分の中では「戦力外通告」に感じました。
これは完全に自分が招いた結果なので何も言えない。
しかし、逆に新しいことができるチャンス!とも思えました。
次の日から私のクライアントワークはゼロになり、何をすれば会社が喜ぶのかを考える日々。
これまで資料しか作ってこなかった自分に何ができるのか。
今の会社で自分の強みをいかせてやりたいことってなんだろう。

1週間が経ち、2週間が経ち…
結果「何も出てこない。」
焦りと不安で押しつぶされそう。
その間にも他のメンバーは売上を積んでいます。
これほど自分のことを無力に感じたことはありませんでした。
ある時、佐藤から提案をもらいました。
「c-webやったら?」
確かに自分が考えていた中にはその選択肢はなかったので、「とりあえずやってみようかな」と即答。

そこから2件ほどwebデザインをしてみることに。
やってみて思ったことは、「資料のデザインとは少し違うけどビジネスの根本部分は通ずるところがあるな。」です。
ただ、大きな違いとしてはLPは縦長で情報も少ないので、資料に比べると見せ方の点に関しては理解しやすかったです。
LPを作成した後に資料を見ると、見せるべき順番や見せ方の納得感がより強まった気がします。

転機2

2件目のLPのデザインを製作中に”また”佐藤と湯浅に呼び出されます。

「次はなんだ…」
内容をざっくり説明すると「もっと頑張ってくれ。」です。
最初に呼び出された際に「頑張ります!」と言ったものの、実際は全然動けてなかった。
正直、何をどうすればいいのかわからなかった。
考えても分からないことはすぐに聞いてコミュニケーションを増やし!てとも言われてましたが、それもできてなかった。
話の中でこんなことも言われました。

「3月中にb-posで25万円生んで!」

言われた直後の正直な感想
「マギ…」

内容としては、自分でリードを獲得し、商談して売上を生むというものです。
リードを産んだ事もなければ、商談して受注もした事もない状態で、本当に可能なのか。
不安しかない。
でも、私のために提案をくれた2人を裏切りたくない!という思いだけでOKします。

b-pos参画後

まずはリードを獲得しなければいけません。
b-posではこれまでにフォーム営業を1,000件超送って商談化に繋げてると聞き、まずはやってみることに。
とりあえず新規カテゴリである「情シス代行」「MEO代行」「EC運用代行」をリストアップ。
累計550件のリストを作成しました。
ここからひたすらフォームを送りまくる日々。
結果、商談化に繋がった企業数はたった8件。
調子よければ30件に1件入ると聞いていたので、正直焦りました。
ここから受注率と受注単価をあげて目標達成に向かうということにシフトしましたが、
商談は大の苦手なので、自分にできるか不安と緊張で一杯でした。
その反面、自分で獲得したリードなので「絶対に受注する!」という強い意志もありました。
いざ商談が始まると、噛みまくりでクライアントからの質問にクリティカルに回答できずで全然魅力に感じてもらえない…ヤバい。
数商談が終わり、成果を出せずに焦っていると湯浅からこんな言葉をもらいました。

「自分に自信がなかったとしても、b-posには自信を持って欲しい」

この言葉を聞いてちょっと気が楽になった気がしました。
確かにこれまでの私は何事に関しても自信がなかった。
b-posというサービスの魅力を伝えきれなかったらどうしよう… 分からないことを聞かれたらどうしよう…など、余計な不安がより自信をなくしていたのです。
この不安の解消は簡単で、「事前に準備する」だけ。
これは過去にも色んな人から言われてましたが、こんなにも変わることを実感できずにいました。
そこからというもの、自信を持って話すことはできていたと思います。
ただ、依然として受注できない。

「どうしよう…ヤバい。」

そこでふと思ったのが、「リストアップするカテゴリや、企業が悪いのでは?」です。
b-posを欲してない人にアプローチしても、魅力に感じてもらえないのは当たり前。
欲しいと思ってる企業だけに絞って魅力を伝えよう!と方向を変更。
変更内容としては、上位を取れてる記事のカテゴリに絞り、その中でもまだアプローチしてない企業にアプローチをする。です。
とりあえず「広告運用代行」のカテゴリに絞り、5件送付したところ、1件商談を獲得することができました。
これはいい感じかも!と思った矢先、b-posの週次定例で佐藤からまさかの一言が。

今後について

毎週月曜日にb-posの定例会議があります。
定例では自分のネクストアクションや相談などを話す場となっていますが、私がb-posに参画して3回目の定例に参加した際に、こんなことを言われました。

「月に25万円生み出すことは難しいので、定常的に商談を10件入れれるようにしてほしい。」

理由は、アウトバウンドで刈り取れる顧客がそろそろ枯渇してきており、その中から25万円生むことは難しいという判断です。
目の前の売上より中長期的に見て定常的に商談を生み出せるインバウンド施策としてコンテンツの配信をした方が今後のb-posにとって良いのでないかという内容でした。
実はb-pos参画前にも佐藤から将来的にはコンテンツの力を伸ばして行きたいという話は出ていましたが、自分の中では来季から開始するものだと思っていたので、正直びっくりしました。
ここで思った率直な感想。

「また目標を達成できずに、諦めてしまうのか。」

佐藤はこの1ヶ月の間で自分のできることは精一杯やったと思う。と言ってくれましたが、結果だけ見ると作れた売り上げはゼロ。
ここで諦めずに残りの日数は頑張ります!と言おうと思いましたが、正直売上を作れる自信は当初よりなくなっていました。
それなら、今後のb-posにつながる動きをした方が合理的ではないか。と思い、コンテンツを頑張ることに。
自分で生み出したリードを自分の力で受注し、売上を作ることはできなかったですが、この経験で獲れたことの方が多かった気がします。
まず、商談をしたことでb-posの知識が深まったということです。
クライアントと喋ることで「何を求めてるのか」「どうすれば魅力に思ってくれるのか」などを肌で感じることができました。
正直、まだまだできてない部分も多いと思いますが、おそらくこの経験をせずにb-posのコンテンツを作ることは難しかったと思います。
どんな裏方の仕事だったとしても、現場を見て感じることはとても重要であるということがわかりました。
これはどの業種においても言えることだと思います。
どんな裏方だったとしても、「なんのために自分のポジションがあるのか」「自分の仕事がクライアントにとってどう役に立ってるのか」を実際に喋って感じることは、自分の会社における【役割】を再認識できる良い機会だと思います。

さいごに

この2ヶ月間は今までの人生では経験してこなかった濃い期間でした。
してこなかったというより、避けて通って来なかったの方が正しいかも。
いつも誰かに言われたことを淡々とこなしてきただけなので、自分で考えて実行するという難しさと大切さを学ことができました。

まだまだ完璧にできているという訳ではありませんが、これからもこの経験を活かして自分のできることを真っ当し、少しでも会社のためになれるように頑張って行きたいと思います。

このブログを書いたメンバー
メンバーのプロフィール
熊本 羽那丸
デザイン責任者
熊本 羽那丸
・高校卒業後、ものづくりを生業にしたくデザインの専門学校へ入学。プロダクトデザイン
学科で2年間デザインや物作りを学びました。
・卒業後、7ヶ月フィリピンへ語学留学。
・帰国後、母校から「教員へならないか?」と誘いを受け21歳で教員へ。そこで教員をしながら個人で色んな方からのオーダーを受け付けて、家具や雑貨などをデザインから制作まで行ってました。
・4年間務めた後、CONEへ入社

しっかりと責任感を持ってクライアントに喜んでもらえる成果物を作れるように奮闘します。「やったことないから出来ない」などの言い訳はしたくないです。一度仕事を受けた時点でクライアントからしたらこっちはプロなのでその意識で制作いたします。
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