さとうちび畑
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「IT業界・最先端のAIに精通してる」なんてクソだ

僕たちの会社は、祖業は資料作成代行サービスとはいえ、資料請求サイト(=SUUMOのようなメディア)だったり、資料トラッキングツールを提供していたりしています。

その資料請求サイトのメディア運営にはAIを活用して、これまでの10倍以上のスピードで記事を制作しています。

資料トラッキングツールは、AIを組み込んで「顧客のニーズを推し量り、自動でメール作成する機能」が搭載されていたり。

要するに、IT業界・最先端のAIを使いこなしたり提供していたりする会社です。

で、それは、僕たちが成長するため・顧客に最大限価値を提供するために、いろんな情報収集を行って実装していること。Twitterにもそういった類の人たちがわんさかいる。

やれ「Claudeを使って自社専用ツールを作れるからSaaSはオワコン」だったり「AIで組織を作って経営するから一人社長で十分だ」とか。

それだけ聞くとFOMO(=「取り残されることへの恐れ」や「見逃すことへの恐怖」を指す心理状態)で、自分たちも同じように効率化しないと!と思ってしまう。僕もそう思う。

だけど、世界は意外にもそんなことない。

最先端の浸透には少なからず10年くらいかかるかなぁと思います。パソコンが普及したのは1990年代後半から2020年までの約20年で世帯保有率が70%。スマホは2010年から2020年までの約10年間で90%。

という感じ。

ね。10年かかるでしょ。僕の周りでもAIを活用していると言っても、みんなChatGPTになにか聞く程度。ClaudeだったりManusを使って業務を効率化してるなんて、友だちとか家族から聞いたことがない。

それには理由が何個かあるけど、、

まず、会社が導入をためらう、という理由。まだまだ黎明期のAIなので、セキュリティ面で心配が大きいんだろうなと思います。で、最近国内大企業4社が合弁会社をつくってAIの基盤を作ろうとしてる。それも誰も知らない。

次、使いこなすのが難しい、という理由。少し意識が高くて使ってみようと思った人でも、いざ使ってみると機能が多かったり最適な使い方を見つけるまでに頓挫(というか、最適解がわからずあまり効果のない方法で使い続ける、みたいなイメージ)してしまう。

最後に、これが一番大きい理由ね。「だれも別に効率化したいと思ってない」

これですね。ChatGPTは「Googleに聞くより早い・便利」だから一般的に普及し始めてる。けど、Claudeだったり業務効率化系のAIは会社が勝手に入れてくれるなら使うけど、別に仕事上でより良くとか考えないわけですよ。めんどくさいので。だから、受動的にAI活用が当たり前になったら使わざるを得ない、会社のオールマイティツールがマイクロソフトからGoogleになったので、GmailのメールAI自動作成機能を使う、みたいな感じかな。

というわけで、正直今「AIを使わないと損!」「え?まだそんな使い方しかできていないの?」みたいな煽り系の人たちは、周りから見たら「きもいITオタク」でしかいないんですよ。

その証明として、今Coneの資料作成代行サービスへの問い合わせは、AI勃興前より増えています。正直ありがたいぜ。みんながいったん資料作成AIを使ってみて、「え?使いもんにならない」ってなって問い合わせる、みたいな導線だろうなと思ってますが。

資料作成ってそもそも面倒だなと思い出してくれた、みたいなことだろうな。

ということで今日言いたかったのは、AIって別に怖くないし所詮すごい人たちのおもちゃだなって感じです。