【調査】月1回以上の更新で8割が成果増を実感。BtoBサービスサイトの「更新頻度」と「成果」の関係性に関する調査
株式会社Cone(本社:大阪府大阪市、代表取締役:佐藤 立樹)は、自社のBtoBサービスサイト運営に携わる担当者を対象に、「サイトの更新頻度と成果の関係性」に関する調査を実施しました。
その結果、サイト更新後、「問い合わせ・資料請求などの成果が増えた」と回答した企業は80.4%に上り、更新がBtoBリード獲得において極めて高い確実性を持つことが判明しました。
レポート全文
月1回以上の更新で8割が成果増を実感。BtoBサービスサイトの「更新頻度」と「成果」の関係性に関する調査
BtoBにおけるサービスサイトの「更新頻度」や「更新内容」が成果にどのような影響を与えるのかを明らかにするために、自社のBtoBサービスサイト運営に携わる221名を対象に調査を実施しました。
【調査概要】
| 調査対象 | 自社のBtoBサービスサイト運営に携わる221名 |
| 調査期間 | 2025年10月17日〜10月20日 |
| 調査方法 | インターネット調査 |
| 調査実施 | BtoBサイト制作サービス「c-web」を運営する株式会社Cone |
調査の背景
BtoBビジネスにおいて、サービスサイトは単なる会社案内ではなく、見込み顧客(リード)を獲得するための最重要チャネルです。最近では、静的に情報を載せるだけでなく、リードを生み出す「生きたツール」としての役割が求められるようになっています。としての役割が求められるようになっています。
とはいえ、どれだけサイトに人を集めても、訪問者が実際に「問い合わせ」や「資料請求」といった行動を起こさなければ、成果にはつながりません。
そこで本調査では、BtoB企業のサービスサイトを運営する担当者を対象に、サイトの更新頻度や運用リソースの体制が、実際の成果にどう影響するのかを定量的に分析を行い、更新が成果につながる理由や条件を明らかにすることを目的としています。
調査結果
◼︎ BtoB企業の78.8%が「月1回以上」の頻度でサイトを更新している
まず初めに、BtoB企業に勤めている方に「サイトの更新頻度」についてアンケートを行いました。

全体の約8割にあたる78.8%が、「月1回以上」の頻度でサイトを更新していると回答。特にボリュームゾーンとなっているのは、「月2~3回」の更新で32.6%、「月1回程度」が24.0%と、半数以上が「中頻度」以上のサイト更新を行なっていることがわかりました。
◼︎ サイト更新後には80.4%がリード獲得の増加を実感
サイト更新後、「問い合わせや資料請求などの成果に変化があったか」という問いに対し、「大幅に増えた」(24.8%)、「少し増えた」(55.6%)を合わせ、全体の80.4%が成果の増加を実感していることがわかりました。

「減った」と回答した企業は皆無であり、BtoBサイトの更新は、リード獲得において即効性と確実性を兼ね備えた最も重要なマーケティング投資であることが明確になりました。
また、サイトの更新頻度と成果の関係性をクロス集計した結果、「週1回以上」の更新頻度を持つサイトの回答者の過半数(51.0%)が「成果が大幅に増えた」と回答しており、全カテゴリーで圧倒的に高い割合を示しました。

「月2〜3回」の更新頻度であっても約9割(87.5%)が何らかの成果増加を実感しており、定期的な更新が成果向上の最低ラインとして機能しています。
成果を最大化するためには、単なる「更新」ではなく、「月1回以上」の高頻度で継続的なPDCAサイクルの実行が極めて有効であると言えます。
◼︎ 成果に直結した改善内容は「意思決定情報の充実」
成果が増加した要因として最も効果があった改善内容は、「サービス/製品の特徴・機能紹介ページの改善・拡充」(22.1%)、「価格/料金プランの明確化・見直し」(18.6%)、「導入事例・お客様の声の追加・拡充」(18.0%)に集中しました。

BtoB取引における見込み客の「いくらで何をどう提供し、結果どうなるのか」という意思決定を後押しする情報の充実が、コンバージョン率(CVR)向上に直結することが明らかになりました。
◼︎ 多くのBtoB企業が外部委託によりリソースを補完している
BtoB企業の約9割(90.5%)がサイトの運用・更新で外部の力を借りた経験があり、外部パートナーの活用が標準戦略となっています。

BtoBサイトの運用・更新は、外部の専門知識やリソースを活用することが標準的な手法となっており、完全に自社のみで完結させている企業はごくわずかであると言えます。多くの企業が、必要な専門性や高い更新頻度に対応するため、外部のパートナーとの協力関係を構築しているということがわかりました。
また、外部委託を経験した企業が「最も効果が出た/助かった」と感じた業務についてアンケートを行ったところ、専門性の高い戦略的な業務に価値が集まっていることがわかりました。

最も効果が出た業務は「SEOリライト・構成改善」で39.2%となり、次に「デザインリニューアル」(20.3%)が続きました 。一方で、「定期更新・保守」は16.8%に留まっています。
このデータから、BtoB企業が外部ベンダーに求める価値は、単なる日常業務の代行ではなく、社内では得難い専門知識や戦略的スキル(特に検索トラフィックの質とサイト構造の最適化を目的としたSEO)にあることが実証されました。
本調査で得られたヒント
◼︎ BtoBサイトの成果は「更新頻度」に比例する
今回の調査で判明したのは、サイトの更新頻度と成果の間には強い相関があるということです。
更新は単なる情報発信ではなく、問い合わせや資料請求といった成果を伸ばすための“最も確実な投資”といえます。
特に「週1回以上」更新している企業では、成果が大幅に伸びる傾向が確認できました。最低でも「月1回」の更新を続けることを意識しながら、理想は「週1回」。その中でデータを分析し、改善を繰り返す。この高速PDCAサイクルを回せる体制づくりが、成果最大化の鍵になります。
◼︎ まず改善すべきは「意思決定を後押しする情報」である
成果が伸びた企業の多くが、共通して改善していたのは「見込み客が導入を検討する段階で欲しい情報」でした。
中でも効果が大きかったのは、次の3つです。
- サービスや製品の特徴・機能をより分かりやすく説明する
- 価格・料金プランを明確に提示する
- 導入事例を具体的に掲載する
見込み客が抱く「いくらで?」「どんな機能が?」「どのように課題を解決できるのか?」という疑問に、正確かつ誠実に答えることが重要です。
特に「価格表」「具体的な機能紹介」「導入事例」の3点を優先的に整備することで、問い合わせや資料請求につながる導線を大きく強化できます。
◼︎ 専門的な「SEO/CVR改善」こそ外部パートナーに委託すべき
多くの企業が「担当者の兼務」や「リソース不足」という課題を抱えています。
そんな中で、外部委託によって最も成果が上がった業務は、SEOリライトや構成改善といった専門性の高い領域でした。
日常的な更新や保守は社内でも対応できますが、検索アルゴリズムの理解やユーザー行動の分析に基づく戦略的な改善は、外部のプロに任せた方が効率的です。
社内リソースを“日々の運用”に集中させ、成果を左右する“戦略領域”を外部の専門家に委ねる。この分担こそが、限られたリソースを最大限に活かすための現実的な選択といえるでしょう。
本調査レポートの全文は以下の記事にて公開しております。
より詳しい分析内容を確認したい方は、以下から本調査の全文をご覧ください。
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BtoBサイト制作サービス「c-web」について

弊社Coneの提供するBtoBサイト制作サービス「c-web」では、以下のようなサポートを行っています。
- BtoB企業のコーポレート・ブランドサイトを制作(参考サイトはこちら)
- CV最大化を目的としたサービスサイトを制作(参考サイトはこちら)
- CTA管理や資料DL機能を備えたオウンドメディアを制作(参考サイトはこちら)
「集客はできているのに、問い合わせが増えない」とお悩みの方は、お気軽にご相談ください。
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