もしかして、無名企業のホームページってこうあるべきなんじゃないか!?

はじめまして、もしかしたら二度目まして。「小さなチームで大きな仕事をする最高の会社をつくる」をモットーに株式会社Coneを運営している佐藤です。

今回は、僕たちConeのコーポレートサイトがリニューアルしたということで、その背景というか考えたことを書いていこうと思います。

というのも、今回のリニューアルなかなか反響がありましたので、それが何故なのかという理由を考えてみて、みなさんにも共有しよう、という試みです。

たとえば、

  • 社外の知人から「最高です!Coneさんの良いところが伝わるサイトですね」との言葉
  • 社内から「営業する前に会社のことを知ってもらえていてやりやすい」との言葉

という感じ。

リニューアル前はこういった言葉がなかったので、今回リニューアルしたサイトがある程度僕たちみたいな”無名の小さい企業”にとっての正解なのでは?と思ったので、シェアしていきます。

コーポレートサイトをリニューアルした背景

まずそもそもコーポレートサイトをリニューアルした背景ですが、大きな理由としては「サイトが全く機能していなかったから」です。

僕たちConeの事業は、

  • 資料作成代行サービス「c-slide」:サービスサイトはこれ
  • 記事作成代行サービス「c-blog」:サービスサイトはこれ
  • サイト制作サービス「c-web」:サービスサイトはこれ
  • フォーム作成ツール「formmate」:サービスサイトはこれ

と主にこんな感じです。

要するに、サービスサイトがあるので、コーポレートサイトで問い合わせ・資料請求を必要としていない運営形態なんです。

だから、コーポレートサイトの更新や情報設計にあまり注力していなかったということ。

なのですが、どんどん事業が増えていったり、顧客数が増えていく・増やさないといけない、企業が大きくなっていく、という現象にともなって「会社が認知されること」というのが重要だなと感じてきました。

うまく言えないですが「この会社はこういう軸で一本筋が通っていて、だからこの事業をやっているんだな」ということを伝えていかないといけない、みたいなイメージです。

もっと簡単に言うと広報・PRとして会社として深く認知してもらう必要が出てきたな、ということです。

そこで、事業のつながりを伝えるためにも、会社の広報的な役割としても活用できるようにコーポレートサイトをリニューアルしようということになりました。

サイトリニューアルの内容

ということでコーポレートサイトをリニューアルしました。一応プレスリリースも出しているので、気になる方は見てみてください。

ここからは、どのようにリニューアルしたのか、について触れていこうと思います。

■ Before

まずインパクト重視のファーストビュー。

次に、事業が並んで、

お知らせカットイン。

会社情報の羅列

といった具合。

では、リニューアル後はどうか。

■ After

まず、コンセプト&CTA&Newsで、企業概要を。

次に、Coneが大事にしていることを説明

そして、よく聞かれる7つの質問羅列。

はい。パチパチ!!!

リニューアルの内容でしたがいかがでしたでしょうか?ちょっとでもおもしろかった!と思ってもらえたら儲けもんです。

で、これのなにがよかったのか?

冒頭にもちょっとだけ言った通り、会社のコンセプトがかなりスムーズに伝わるようになりました。そのおかげで、

  • はじめて会う人にも「こんなところが素敵ですよね」と言ってもらえるように
  • 営業サイドからは「すでに他のサービスも興味を持ってもらった状態で座ってくれている」と
  • (無駄なフォーム営業が減った)

といいことづくしでした。

結局のところ「だれがどんな状態で訪問するのか?」が一番大事

そこで思ったのが、これやっぱり”無名の小さい企業の”コーポレートサイトとしてはだいぶ正解に近いんじゃないか?ということです。

どういうことかというと、

リニューアル前のサイトは「大手企業がやるようなサイト構成」で、リニューアル後のサイトが「中小企業がやるべきサイト構成」だということです。

①:情報羅列型のサイトは大手企業向き

リニューアル前のConeのコーポレートサイトは、自社の知名度が限りなく低いにも関わらず、大手企業のような「サービス」「お知らせ」「採用情報」といった要素を並べた構成のサイトとなっていました。

大手企業は知名度高く、なにをやっているかも理解がある状態でサイト訪問が起こります。そのため、知りたい情報へアクセスしやすくなっています。

たとえば、

  • 投資家向けのIR情報
  • 新卒・中途採用の候補者のための採用情報
  • 顧客のための製品情報
  • 報道機関のためのお知らせ・最新情報

などなど

あらゆるステークホルダーに対して、各人が必要とする情報は異なる。だからこそ、その膨大な量の情報に「優先度を付けて」「アクセスしやすいように」設計されているべきなんです。だから、情報が羅列されているようなコーポレートサイトになっている。

②:ストーリー型のサイトは中小企業向き

しかし、弊社Coneのような小規模な会社は知名度が低く、まず「お前なにやってんねん、教えてみぃ」という状況からスタートするわけです。

そこで大手企業のような情報羅列型のサイトにしてしまっていると、これは大誤算。

中小企業のただ文字が羅列されたどこにでもありそうな事業内容や、お知らせなんて興味を持ってもらえない

だからこそ読者(サイト訪問者)に寄り添って、彼らが気になっていることにひとつずつ回答するようなサイトであるべきなんじゃないか、と思うわけなのです。

それも、大手企業と比べるとひっじょ〜にわかりやすい。シンプル。

たとえば、

  • リスティング広告でクリックしたサービスの運営会社を見に来た
  • 知人に紹介されてサイトを見に来た
  • プレスリリースを見て見に来た

などなど、そんな感じの「まず当たり前に一見さん」です。

だから「情報へのアクセス性」よりも「気になることへの回答」のほうがよほどスムーズに情報の受け渡しができます。

『はじめまして、おいでやす、ちょっとでも興味持って見ていっておくれやす〜〜〜』でいいのです。仰々しいサイトなんてだれも見向きもしてくれない。

大事なのは「だれが、どんな状態で、サイトに訪問するのか?」なんじゃないかなと思います。

おまけ~コーポレートサイト各所チラ見せ~

はい、本題は終わったのですが、他にもおもしろい部分がちらほらあるので、ちょっとだけお見せして記事を締めくくろうと思います。

サービス一覧

サービス一覧は目次をつけて、気になる箇所にジャンプできるように。あとは「サービス名」表記ではなく、だれでもすぐに理解できる「事業の内容」を目次にしています。

理由は、だれもConeのサービス名なんて知らないから、ですね笑

採用サイト

弊社Cone、「友だち採用」というおもしろ採用形態です。友だちしか採用しないので、採用サイトは「本当におれたちの友だちか!?」と煽られ、本当の友だちしか知らない質問に回答できた人のみがアクセスできるようになっています。

これも考え方は同じで「だれが、どんな状態で、サイト訪問するか」。僕たちメンバーの友だちが、少しでも興味を持ってくれた状態で、サイト訪問する、のでそれ以外の人はアクセスできる必要がない、ということですね笑

フッター

フッターは、会社の雰囲気がわかるようなメンバーの写真とテキスト。あと味噌は「会社概要」部分です。

企業のサイトって「どこに会社概要あんねん!さっさとあの表形式の情報見せてくれや!」ってなることあるじゃないですか。だから、いつでも”あの表”にアクセスできるようにフッターに設置しています。

はい!

ということで、無名企業のサイトはこうあるべきなんじゃないか?という話でした。なにか少しでも参考になればうれしいです。

あとは、少しでも僕たちの会社を

好きになってください!!

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!!

あと、コーポレートサイトのリニューアルと同時に会社説明資料も刷新したのでそれも見てみてください。

その背景も以下記事でうちのCOOが書いてたりします。

では、またどこかで!!

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